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【PDCAサイクルの手法で子どもの英検受験に備える】

去年の夏頃、長女が英検5級の受験について検討している記事を書いたのだが、

何だかんだで結局受験することに決めて申し込みも済ませた。

 

ということで、今年の1/26(土)に2018年度第3回目の試験を受験してきた。

合否結果はまだ出ていないが、今回我が家で取り組んだ受験に向けた勉強方法を紹介したいと思う。

 

 

 

PDCAサイクルとは

PDCAとはビジネスマンなら耳にしたことがあるかもしれないが、企業の生産・品質などの管理業務の改善化や効率化を図る手法のこと

  • Plan(計画)
  • Do(実行)
  • Check(評価)
  • Action(改善)

これら4つの頭文字を取って、PDCAと呼んでいる。

 

普段は仕事で使う手法ではあるが、個人の日常生活の改善に役立てる時にも実は有効な手段だ。

そこで、今回は初めて英検を受験する小2の長女のために、PDCAサイクルに基づいて計画的に受験勉強をして本番に臨むことにした。

 

Plan(計画フェーズ)

まず初めはPlan。

ここでは、目標を決めて計画を立てる段階

最終的な目標は当然合格することなのだが、そうではなくて「合格するためには何をすればいいのか」をしっかり把握することが大事。

 

そこで、我が家ではまず現状把握として、英検のホームページから印刷した過去問を解かせてみて、課題の抽出から洗い出すことにした。

 

そこで分かったことは、とにかく1問を解くのに時間が掛かっていること

 

詳しく分析すると、どうやら語彙力が足りないようで、一つの単語が分からないとそこで長い時間ストップしてしまっていた。

 

勝手な大人目線で、

「分からない単語以外の文脈全体から、大体何が言いたいかを考えてみてごらん」

とアドバイスしたことがあるが、それは小2には少し酷だと感じた。

 

純粋な英単語以外にも、固有名詞が出てきた時も苦戦。

例えば、「Kyoto」

答えは勿論「京都」なのだが、地理自体の知識も必要であることが分かった。

同じ要領で、外国人の名前なども「英単語なのか人名なのか」をまずは覚えさせる必要性を感じた。

 

逆にリスニングについては、普段からネイティブの先生と会話しているからか、思っていた通り上出来だった。

 

以上のことから、Planとしては以下の2つに絞った。

1. 5級で出題される英単語を覚える

2. 出題問題を多く解く。

 

ただ語彙力を増やしても、解くスピードが上がらなければ意味がないので、並行して出題パターンをたくさん経験させることも必要と位置付けた。

 

Do(実行フェーズ)

明確な計画が出来たことで、いよいよ実行に移してみた。

実行に当たって準備したのは以下の2つの書籍。

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1つ目は、「英検5級 出る順パス単(旺文社英検書)

語彙力を増やすために購入したのだが、優れているのが過去の傾向を分析し「出る順」に単語を学べる点。

 

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基本的には、赤いシートで隠しながら分からなかった単語を付箋で印を付けて、覚えるまで繰り返す方法を実践した。

 

2つ目は、「英検5級をたった7日で総演習CDつき 新試験対応(学研プラス)

この本では、以下の3つのステップを経て英検本番に臨める特徴となっている。

  1. 「弱点発見模試」で自己分析
  2. 総演習をこなして出題傾向を把握する
  3. 「本番直前模試」で再度自己分析

弱点は既に把握しているので、弱点発見模試は最後の本番直前模試に使うことにした。

 

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人の名前がやはり不慣れな模様。

 

こんな感じでこの本の実行目的は、とにかく問題をこなして出題傾向を把握させること。

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Check(評価フェーズ)

 ここでは、しっかりと計画通りに実行出来たかをチェック。

冬休みや正月休みの影響で進捗が良くない点もあったので、声掛けや励ましなどのフォローを実施。

無事に1月中旬には一通りのテキストを終えることが出来た。

 

そして肝心の目標を達成できているかを評価するために、再度過去問を解かせてみた。

 

なお、5級の試験は、筆記が25問(25分)、リスニングも25問の計50問。

筆記試験は試験時間が定められているので、最低でも1問1分のペースで解いていかないと間に合わない。

 

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本番を意識して、タイマーを使いながら過去問を解く長女。

 

結果は、なんと50問中45問が正解で、正解率90%。

筆記も9分前には終了するほどスピードも向上していた。

 

Action(改善フェーズ)

いよいよ最後のフェーズ。

過去問を模擬試験として実施した結果、合格ラインと言われている6割以上の正解率だったことから一定の成果はあるものと判断。

 

ここでは、若干覚えきれていない単語が散見されることと、「語句の並べ替え問題」で不正解が目立ったことから、この2点を重点的に復習した。

相変わらずリスニングは得意なのだが、英文を正しく作る力をもう少し付ける必要がありそう。

 

まとめ

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試験当日の午前、最後にミニテストを解く長女。

さて、試験結果は英検公式ホームページにて、2月12日(火)より「合否結果一覧サービス」で確認することができる。

 

事前の模擬試験の結果から、そして本人の感触を聞く限りおそらく合格だと信じているが、もし受かっていたら改めて報告したいと思う。

 

普段の仕事では、実務をやるというより「工程を管理」する部門に属しているため、自然とこのようなPDCAサイクルの手法が体に身についている。

 

受験に向けて、当たり前の手順を記述しただけなのかもしれないが、それは逆に言えば「普段の生活改善で自然とPDCAサイクルを回していること」に気づいていないだけ。

 

なお、より取り組み易くするためには、計画表や進捗表などを使って計画を見える化して進めていくことをオススメしたい。

それを見える位置に掲示することで、今自分がどのポジションにいるのか容易に分かるので、子どもの進捗具合を説明する際の根拠資料にも出来る。

 

既に解答速報は公式ホームページに掲載されていたが、受験会場(習い事先である英会話教室)で問題用紙を一旦回収されていることと、本人がその問題用紙に解答を印し忘れたとのことなので、首を長くして2月12日を楽しみに待ちたいと思う。

 

↓続報↓

無事に合格した長女!

 

 

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