鹿児島で有名な食べ物と言えば、黒豚や地鶏、白くまといったスイーツがまずは思い浮かぶだろう。
かく言う自分もこれらの定番どころしか知らなかったのだが、今回新たに鹿児島の名物を発掘したので紹介したい。
「流しそうめん」ではなく「そうめん流し」
そもそも鹿児島県はそうめんの一大消費地であった事もあって、指宿市がそうめん流しの発祥の地と言う説もあるようだ。
流れ庵
この日、訪れたのは鹿児島県出水市にある「流れ庵」。
山あいの中を進んだ先にある、まるで隠れ家のような佇まい。
駐車場に車を停めて店先まで向かうのだが、まるで庭園を散歩しているかのような空間。
こちらが店の入り口と店内の様子。
お品書き。
注文は食券機にて。
食券を店員さんへ渡す前にテーブルへ着席して番号を確認する必要がある。
ますの塩焼きセットを注文
我が家が注文したのは、「ますの塩焼きセット」でそうめんに加えて以下の4品がセットで付いてくる。
おにぎり。
ますの塩焼き。
汁物。
鯛の刺身。
鯉の飼育やワサビも育てている。
こちらの回転する機械にそうめんを入れて楽しむ。
肝心の味について。
まずそうめんはひんやりとして、食欲が落ちる暑い夏にピッタリ。のどごしもよく食べやすい。
初めて食べた鯉の刺身は独特の歯ごたえがあった。
他の料理ももちろん文句なしに美味しかったが、何より風情を感じさせてくれるこのお店の雰囲気がまた良い感じだった。
まとめ
そうめん流しは年中提供している訳ではなく、5月から9月までの期間限定。
秋から春先までは、このそうめん流しは味わえないのでご注意いただきたい。
また、この日は平日だった事とお昼の時間帯を少しずらした13時半過ぎにお店に入ったため、すぐに着席することができた。
休日やお盆期間中は大変混雑するようで、両親の体験談によると過去に1時間以上待ったこともあるとのこと。
時間には余裕を持って来店することをオススメしたい。
県内には他にもそうめん流しを提供するお店はあるが、もし近くに来る方がいるようであればぜひ一度流れ庵に寄ってみていただければと思う。